

この記事では、テクニカル分析でよく耳にするオシレーターの種類や、各オシレーターの動きについて見ていきます。 トレードは勝てればOKです。 とはいえ、補助してくれるアイテムがあるのなら活用したほうがお得ですよね。 オシレーターを使うことによって、チャートのローソク足だけでは見えてこない売買のタイミングを見つける事ができます! 見方がわからないと邪魔モノですが、わかれば心強い味方になるのがオシレーター。 細かいことが気になっても、とりあえずパターンを見つけるための道具と割り切って見てみる。 しばらくして、慣れたら計算式など詳細を理解すればOKです。 オシレーターの入門として、できるだけ簡単な表現でまとめていきます! 売られすぎ、買われすぎを教えてくれる便利アイテムです。 少し固く言うと、テクニカル指標(テクニカル分析で使われる指標)なんて呼ばれています。 テクニカル指標はオシレーター以外にも存在し、 の2種類があります。 オシレーター系:売られすぎ、買われすぎを教えてくれる トレンド系:株価が上がり基調か、下がり基調か流れを教えてくれる この2つを組み合わせると、より売買のタイミングを捉えることができます。 もちろん、デメリットはあります。 ですが、しっかりと分析や経験を積めば問題なしです。 デメリットを考慮した上でもメリットのほうが上回ります。 そもそもオシレーターとは
オシレーター系・トレンド系の違い
使うメリット・デメリット
オシレーターを見る前に
シグナルを見つけるヒント
チャートと照らし合わせて「この値動きではこんな動きをしているのか」と考えながらみることが大事です!
とはいえ、ヒントがないとどこから見て良いかわからない場合もあるかと思いますので下記を参考にしてみてください。
- 一定の数値になったら、こう動くのでは?と仮設を立てる
- 株価とオシレーターの動きが反比例している箇所を見つける(ダイバージェンスと言います)
- 動きの早い線と遅い線がクロスした箇所に注目する
ちなみに世に出ている一般的なシグナルよりも、あなたの目で見つけたシグナルのほうが100倍、いやそれ以上に価値があります!
なぜなら、みんなが知っているものには優位性はなくなってしまうからです。
お気に入りのオシレーターを見つけて、自分だけの勝ちパターンを見つけましょう!
おすすめオシレーター5選
様々なオシレーターがありますが、まずは下記を押さえておきましょう。
- MACD
- RSI
- RCI
- ストキャスティクス
- 移動平均乖離率
なぜ、この5つが良いかと言うと
- どれもポピュラーなオシレーターなので参考記事などがたくさんあり、深く知りたい時に調べやすい
- スマホアプリでも使えることがほとんどなので馴染みやすい
からです!
各オシレーターにはできる限り先入観を持たないようポイントを記載しました。
「見やすいな!」と思ったり、「使ってみたい!」と思ったものを使ってみてください。
※参考画像:「日経平均」を楽天証券の「MARKETSPEED for MAC」にて表示したもの
MACD(マックディー)

- トレンドの方向性や転調のタイミングを教えてくれる(移動平均の応用)
「2本の線(短期と長期)」と「0(ゼロ)ライン」と呼ばれる横の線で構成されています。
トレンド系と評されている場合もありますが、オシレーター系とも評される場合も多いので今回とり上げました。
- 0ラインより上はアップトレンド、下はダウントレンドと言われている
- 短期と長期が交差したときに注目する(ちなみにぎりぎりで交差しないのも大事だったりする)
- 上記2つを踏まえ、どの位置でどのシグナルが出そうかを考える
RSI(アールエスアイ)

- 売られすぎ・買われすぎを教えてくれます(上昇・下降幅から算出)
基本1本で表示されるので見やすいです。
2種類【カトラー式とワイルダー式】があり、証券会社により提供している方式が異なります。(参考画像はワイルダー式)
筆者はRSIを使った逆張りが最も勝率が高いです。
- 20~30%以下は売られすぎ、70~80%以上は買われすぎと言われている
- 逆張りに向いている
- 相場が急に動いているときは「○%だから買い」など考えると危険
RCI(アールシーアイ)

- 売られすぎ買われすぎを教えてくれる(過去の株価と日数に順位をつけ算出)
他のオシレーターとは異なり、「-100%~100%」という振り幅で表示されます。
短期・中期・長期と3種類の時間軸を表示することも可能なツールが多いため、どの種類を表示させるかで考察の幅が広がります。
- -80%以下は売られすぎ、80%以上は買われすぎと言われている
- 表示させる時間軸を変える、関係性をみる
ストキャスティクス

- 売られすぎ買われすぎを教えてくれる(高値・安値を参考に、終値の位置を算出)
「ファスト・ストキャスティクス」と「スロー・ストキャスティクス」の2種類があります。
けっこう人気なオシレーターで【人気=多くの人が見ている=シグナルが頼りになる傾向が強い】という式が成り立ちます。
- 20~30%以下は売られすぎ、70~80%以上は買われすぎと言われている
- シグナルの多さがファストとスローで異なる
- 可能であればファストとスローを同時に表示し分析する
移動平均乖離率

- 売られすぎ買われすぎを教えてくれる(移動平均線と終値から算出)
名前から理解しやすいやつナンバーワンです。
移動平均線からどれだけ離れているかを可視化したもので、描画される数値は「乖離率」と呼ばれています。
- 乖離率がマイナスのときは買い、プラスのときは買いと言われている
- 移動平均線でのチャート分析を軸に、このオシレーターを使う(あくまでも移動平均線をメインに見る)
- 移動平均線の「どこで反発するか」などは流行りがあるため短期の場合は関連銘柄のチェックもする
まとめ


細かいことは置いといて、とりあえずチャートと一緒に見てみようかな!
それが良いです!まずはひとつ常にチャートと一緒に表示させてみましょう!
ぶっちゃけ細かいことがわかっていなくても、チャートとオシレーターを一緒にみてパターンを見つけることは可能です。
ですので、小難しい計算式とかをみて「自分には使いこなせない」と使わないのは非常にもったいないこと。
(使い慣れてきてから、計算式などをみて仕組みを理解すると更にパターン発見に役立ちます。)
オシレーターと友だちになって、あなただけのシグナルを発見してみましょう!