

どうやって入れるんだ?
MT4を使い始めるとたくさんのインジケーターが搭載されていることに気づくと思います。どんなインジケーターを使ったらいいかわからないし、そもそもインジケーターって何?という方も多いと思います。
簡単にいうと、インジケーターは取引のタイミング・売りか買いかを判断する手助けとなるものです。様々な値が計算されて視覚的にわかりやすく表示されるので、初心者でも相場の流れが掴みやすくなります。
私ごとではありますが、インジケーターが使えるようになり自分の取引ロジックを固めることができて、心理を排除し安定した取引できるようになりました。
インジケーターを使いこなせるようになれば、安定して利益を上げる取引ができるようになると思います。
この記事ではインジケーターの種類や入れ方について解説していきます。インジケーターは取引においてかなり重要な部分なので伝えたいことがたくさんあります。ですので、インジケーターとは何かということから順を追って解説していきますね。
【基本】インジケーターとは何か?
冒頭でも簡単に説明したのですが、インジケーターは取引のタイミング・買いか売りかを判断する手助けをしてくれるものです。ロウソク足の動きや値を様々な方法で分析・計算されたものがチャート上に表示されます。
インジケーターを入れるメリット
・取引の売買タイミングや利益確定、損切りのタイミングがわかる
・多くの投資家がインジケーターを使っているので、売買のタイミングが同じになりやすく相場の流れに乗れる(ex.同じタイミングで買い注文が入りやすいので、価格が上昇しやすく利益を上げやすい)
・自分独自の取引ロジックを作ることができて、取引が安定しやすい
上記のようなメリットをあげたのですが、正直デメリットは見つかりません!笑
RSIがどのようなものか解説したのですが、言葉だけだとわかりにくいと思うので、代表的なインジケーターの1つであるRSIの画像を↓
RSIのようにサブウィンドウとして表示されるものもあれば、チャートが表示されているメインウィンドウに表示されるものもあります。MT4の中に初めから入っているインジケーターは約50個です。本当にたくさんのインジケーターが入っていますね。


インジケーター が便利ということはわかったけど、種類が多過ぎてどのインジケーターを入れるか悩んでしまいますよね。ですので次章では、インジケーターの種類やどんなものを入れたら良いかについて解説していきます。
基本的なインジケーターの種類
インジケーターは大きく分けてトレンド系とオシレーター系になります。これらを順に解説していきますね。
トレンド系インジケーター
そもそもトレンドとは相場の傾向のことです。言い換えると、相場が上昇しているのか・下降しているのかということです。トレンド系は名前の通り、トレンド中に良く機能します。
↑トレンド相場 右上に向かって上昇しているのがわかります。
トレンド系の強み
・相場の傾向を知ることができる
・トレンド最中の売りや買いのサインの信頼度が高い
・トレンドについていくので順張りしやすい
トレンド系の弱み
・トレンド最中ではない(相場の傾向があまりない)相場では、ダマシが多い
・あくまで傾向を見るもので、その一瞬のポイントではあまり使えない
トレンド系の使い方
基本的にはローソク足の動きと照らし合わせて、トレンド系のインジケーターの動きを見ていきます。ローソク足とインジケーターが交わっているのか、解離しているのか、など関わり方が大切になります。
トレンド系のインジケーターでもそれぞれ使い方が違うので、詳しい使い方については1つずつ他の記事で解説していきます!
良く使われるトレンド系インジケーター
移動平均線(Moving Average) ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)
一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo) アリゲーター(Alligator)
カッコ内はMT4での表示名です。
オシレーター系インジケーター
オシレーターとは振り子という意味を持ちます。相場が振り子のように売買を繰り返している相場、つまりレンジ相場(もみ合い)で今後の動きを予想します。
↑レンジ相場 方向性がなく横ばいになっています。
オシレーター系の強み
・上昇・下降傾向のないレンジ相場においてポイントでの取引ができる
・レンジ相場での売りや買いのサインの信頼度が高い
・レンジ相場で価格が反発するポイントを捉えやすく、逆張りができる
オシレーター系の弱み
・トレンド相場でダマシが多い
・傾向を読むことができない
オシレーター系の使い方
もちろん、ローソク足の動きや相場全体の流れはしっかり見なければいけないのですが、トレンド系よりもインジケーター単体で取引タイミングを見ることができます。この数値まで行ったら、逆張りすると言った使い方ができます。
オシレーター系でもそれぞれ使い方が違うので、詳しい使い方は他の記事で紹介していきます。
良く使われるオシレーター系
相対力指数/RSI(Relative Strength Index) 移動平均収束拡散トレード法(MACD)
ストキャスティクス(Stochastic Oscillator) モメンタム(Momentum)
カッコ内はMT4での表示名です。
結局どれを使ったら良い??
トレンド系・オシレーター系のインジケーターをそれぞれ挙げました。それぞれの強みと弱みを見て気付いた方もいらっしゃるとは思うのですが、トレンド系・オシレーター系のインジケーターを組み合わせて使うのがおすすめです!それぞれの強みと弱みが反対になっているので、トレンド系・オシレーター系で組み合わせて使うことで補い合うことができます。
両方のインジケーターを出しておいて、トレンド相場のときはトレンド系を重視して、レンジ相場のときはオシレーター系を重視するのが良いでしょう。
転換点となりそうなところでは、両方のインジケーターを見るのが良いと思います。
トレンド系・オシレーター系の組み合わせ方は自由です。「移動平均線とストキャスティクス」が使いやすい人もいれば、「ボリンジャーバンドとRSI」が使いやすい人もいます。他にも、トレンド系を2つとオシレーター系を1つというふうに使う人もいます。
これが絶対!という正解はないので、自分のお気に入りを見つけましょう!
インジケーターを使う上での注意点
- インジケーターだけでなく、ローソク足や相場全体の流れを見て分析する
インジケーターが絶対当たるというわけではありません。インジケーターの計算式のもとになっているのは、ローソク足です。その根本であるローソク足もしっかり見ましょう。 - インジケーターを入れ過ぎない
インジケーターをたくさん入れてしまうと、チャートが見づらくなる上に、MT4が重くなってしまう可能性があります。
- インジケーターをコロコロ変えない
たくさんの種類があるのでいろいろ試したくなってしまいます。しかしインジケーターの使い心地はその時の相場の流れにもよるので、短期間ではわかりません。
もし、いろいろ試したいのであればデモ口座を作りそちらで試しましょう!
インジケーターについて理解を深めることはできたでしょうか。次章では、いよいよインジケーターの入れ方について解説していきます。
MT4に搭載されているインジケーターの入れ方
ここでは、例として移動平均線を入れてみます。インジケーターの入れ方は大きく分けて2通りあります。順番に紹介していきますね。
ナビゲーターから入れる
①まず、ナビゲーターを開きます。
②インディケータの中から入れたいものを探します。
③入れたいインジケーターをチャート画面にドラッグ&ドロップします。
④パラメーターなどの様々な設定をします。(この設定は各インジケーターで違うので、他の記事で詳しく解説します)
⑤OKボタンをクリックします。
するとこのようにインジケーターを入れることができました。
挿入ボタンから入れる
①挿入→インディケータ→トレンド→Moving Averageの順にクリックします。(オシレーター系であれば、オシレーターの項目に入っています。)
②パラメーターなどの様々な設定をします。(この設定は各インジケーターで違うので、他の記事で詳しく解説します)
③OKボタンをクリックします。
するとこのようにインジケーターを入れることができました。
定型チャートとして保存しておくと便利
インジケーターを入れたら、定型チャートとして保存しておくことをおすすめします。定型チャートとして保存しておくと、いつでも同じ数値設定のインジケーターを簡単に出すことができるのでとても便利です。それでは、手順を解説していきます。
①チャート→定型チャート→定型として保存をクリックします。(チャート上で右クリックしても同じことができます)
②わかりやすいファイル名をつけて保存します。
保存したものは、保存した時と同じように定型チャートをクリックすれば簡単に開くことができます。たった2ステップでできるので、定型チャートの保存は是非しておきましょう。
MT4 インジケーターの基本 まとめ
いかがだったでしょうか。
インジケーターは売りなのか・買いなのかや利益確定、損切りのタイミングなどの判断を手助けしてくれるものということでした。インジケーターにはトレンド系とオシレーター系がありました。大切なことは、この2つを組み合わせて使うことです。
インジケーターを入れるのも、定型チャートの保存も、思いの外簡単にできそうですね。
ぜひ、お気に入りのインジケーターを見つけてみてください。
今回は、MT4に搭載のインジケーターについて解説しました。しかし実は、MT4は外部からインジケーターをダウンロードして使うこともできるのです。そちらについて解説した記事もあるので、よければ参考にしてください!
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